青空授業をマラウイで

マラウイで過ごす日々を綴ります。

一学期終了

今日は終業式でした。
終業式ではクラスごと成績優秀者(1位〜3位)を発表し、鉛筆やノートなどのギフトを授与します。

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ここ最近はテストの丸付けやら成績表作りやらをやっていました。



やってることは単純ですが数が膨大でうんざりしました。
マラウイの小学校の先生方はこれを毎回、パソコンなしでやっているのか…と思うとスゴイなと。
絶対やだなと…!


ところでテストのタイピング(二度としない)や印刷をしてて思ったことがありました。

それは、
どうせ生徒の進級を決める際に3学期のテストの点しか考慮されないなら、1学期、2学期はプリントしたテスト用紙配ってテスト受けさせなくてよくない…?

全学年、黒板に書いてそれをノートの切れ端に写すのでよくない…?

ということ。


一学年350人近くいるとして、2枚のテスト用紙が必要だとしたらすぐに700枚近くの印刷用紙を消耗します。場合によっては3枚になったりします。そしてそれが4学年×6教科分あります。


紙代もトナー代も日本と同じなのでこっちの人からしてみたらとても高い…!
毎回子どもたちからテストを受けるお金を回収してるけど、全員が全員払っていないのです。足が出ます。


そんなに使う割に、大してこのテストに意味はないという…


それならそのお金でレンガ買ってみんなのために校舎建てたほうがよほど有意義な気が…
青空教室のクラスもまだあるし、先日の豪雨雷風で2年生、6年生が使っている校舎が壊れて使えなくなったし…


でもマラウイ全土で実施していることなので、これをこの学校の校長に提案したところでそんなの無理だよーってなりそうだけど…


現実に合ったやり方で、運営していけばいいのに…と、いろいろな場面で思います。




話は変わって7年生の算数のテストはかなりシンプルに作り、習ったことしか出しませんでした。


みんなも終わったあとは「簡単だったよ〜♪」と言っており、
(あーもっと難しく作ればよかったなあ…これじゃ高得点続出かな…!)と思いながら採点したところ


平均点49点…
高得点がバンバンいるわけでもなく…笑


でもみんな苦手の分数、小数の問題、3分の1以上の子は解けていて、最初と比べると大きな進歩!
他の学年の平均点と比べたらマシでした。(5年生、6年生、8年生は20〜40点くらい)


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↑試験前の自主勉強会のご様子


やっぱり圧倒的に反復練習が足りないようです。
みんなすぐ忘れちゃうんだろうな。


この休み期間にドリルを作ろう…!
ということで今日から冬休み。
しかし7年生は冬休み中も補講がある模様。何をしようかな。